まさかの隣人
とある週末の夜
ジリリリリーーーーー
ドンドンッ
ふいにチャイムが鳴り、ドアを叩く音がする。
ドンドンッ
また!ちょっとくらい待ってよー!
見てみると・・・隣人・・・?
いつもの人と違うけど、騒音騒動でおなじみの隣人の家のドアが開いている。
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隣人(の仲間)が何の用だろう・・・
うるさかったかな?いやそちらよりは絶対うるさくないぞ。
しかも「俺たちは周りの家がうるさくてもぜってー注意しにいかない!」とか言ってたしな・・・
ホントに何だろう?
こんなときに限って髭を剃っているOtto。
私が出るのはちょっと嫌なので待ってもらうも、とにかくゴリ押しでドンドン叩いてくるぞ。
これってあの時 の逆バージョンじゃないの(笑)
そしてようやくドアを開けるOtto
隣人仲間「ボンソワール、あんたんちの荷物をあずかってるんだけど」
夫「え?」
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ここで遡ることその週の水曜日
夫「マシェリ、今日僕の荷物届いた?」
私「え?今日は届いてないよ。」
この前の日とその更に前の日、Ottoの注文したものが続々と届いたのですよ。
中身はすべてレゴ
もうすぐブラックフライデーで割引だったので大量購入したそうな・・・
まだ息子4歳なんですけどね。
しかも、家にすでに温存している未開封レゴの箱をすべて重ねると息子の身長以上になってるんですけどね。
それはさておき、荷物がなくなったらしいんです。
追跡ではすでに「配達済」となっているなんておかしい・・・
郵便物が盗まれることはフランスあるあるだと思ってるのですが、今の住所ではフランス国内からの手紙・荷物で届かなかったものはありません。
私の銀行のカード以外は。
なので大至急ラ・ポスト(郵便局)に問い合わせに行き、捜索願を出し、販売元にもメッセージを送るOtto。
最悪の場合返金してくれるとのことでしたが、それじゃ駄目なんですと。
夫「あれは凄く面白い割引で買ったもので、もう売り切れになってるからお金だけ返してもらえたって同じ値段で手に入れられないんだよー!!!!!」
す・・・、凄い情熱だな。
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そんなこんなで結局隣人の言う「荷物」とはレゴのことでした。
なんだあいつら、一般的に人が家にいそうな土曜日まで待ってノックしてくれたのかな・・・
いいとこあるじゃん。
彼らとは喧嘩口論を繰り返し、警察を何回も呼んで罰金へと追いやったのち、ようやく穏やかになり、最近はなぜかそんなに騒がしくない翌日とかに謝ってきたりして和解(?)したところなんですよ。
とはいえど荷物を捨てちゃうことだって、ネットで売っちゃうことだってできたのに・・・
見直したぜ!
などと思っていたらまた
ドンドンドンッ
今度は何よ?と思って覗き穴から見たら、今回はいつもの隣人!
そしてよりによってお風呂タイムのOtto!!もーーーーー!!!!!
でも自分で出るのは嫌なので、またも待ってもらうこと数分。
ガチャ
夫「ボンソワール。今度はどうしたの?」
隣人「あんたたちの荷物だったのかー!
オレさ、向かいの方の隣人のだと思って毎晩ノックしてたけどでなくてさ・・・
来週にでも市役所に持って行こうと思ってたんだよね。」
夫「市役所?ラ・ポストじゃなくて?」
隣人「だってこれ、ラ・ポストじゃなくてわけわかんねぇ会社が配達してるからさ。」
夫「そうだったの!
とにかくその配達員、本人に渡さず近所の人に託すなんてなんちゃらかんちゃら(とにかく長い愚痴)
とにかくありがとう!」
隣人「おう!じゃボンソワレー」
グッジョブ隣人たち。
きっと隣人はうちをノックするのは気が引けてたんでしょうけど、仲間が勝手に訪ねてきてくれたので超ラッキーで良かったです。
市役所に行くと言ってたけど、行っても市役所職員は困るし、隣人も困るし、レゴを失くしたOttoもブロークンハートだし・・・危ないところであった。
なにはともあれ隣人に荷物を託した配達員にご立腹のOtto。
抗議のメッセージを送らなきゃとある意味張り切ってます。
ラ・ポストにも解決済みのお知らせしないといけないし・・・本当、大変な国だな。
フランスだけではないと思うけど、むしろ日本が便利すぎるんだと思うけど、ひとつのミスで大混乱になることは日常茶飯事でござんす。
ちなみにその注文したレゴとやら
注文しすぎ草
しかももうすぐ引っ越しするというのに。
攻めすぎなOttoと我が家に幸あれ!